エビングハウスといえば忘却曲線ですよね。
記憶を必要とする学習業界ではあまりにも有名です。
というわけで、私もwikiで忘却曲線を調べてみました。
a) 20分後には、節約率が58%であった。
b) 1時間後には、節約率が44%であった。
c) 1日後には、節約率が26%であった。
d) 1週間後には、節約率が23%であった。
e) 1ヶ月後には、節約率が21%であった。
節約率:「一度記憶した内容を再び完全に記憶し直すまでに必要な時間(または回数)」をどれくらい節約できたかを表す割合
記憶力が良い人はこの曲線も+Y軸方向(上方)へシフトすると思われます。
そんな人が羨ましいです。
さて、明らかに分かることはなるべく早く復習すると必要学習量が少なくて済むということ。
例えば3回しか復習できないとしたら、以下のどちらの学習パターンを選択する?
① c)→d)→e):1日後→1週間後→1ヶ月後
② d)→c)→c):1週間後→1日後→1日後
私も最初は①の方が効率良いハズだよねと思っていました。
しかし、以下の場合分けによって答えが変わる結果となりました。
エビングハウスの経験則では、節約率はどちらの定義なのでしょうか?
(A)節約率は前回の学習量に対する割合:記憶定着の効果有り
(B)節約率は最初の学習量に対する割合:記憶定着の効果無し
(A)では回数を経るごとに学習量がどんどん減っていく。
(B)では毎回すっきりと忘れているので学習量は減らない(笑)
初期状態での学習量(学習時間)を1として考え、その後に3回の復習をした場合に必要な学習量を表にまとめた。
実際には記憶定着の効果があるから(A)のように学習時間は少しずつ減っていくのだろうし、学習パターンは多くの人が提唱するように①(徐々に復習までの間隔を広げる)が正解に近いのだと思いました。
ラーニングピラミッドは復習方法による分類のようだし、エビングハウスの経験則と一緒に使うのは難しそうです。
忘却と定着についてのもっと詳細な経験則やデータがないと正解は出せないですね。
私がお遊びで計算したものなので、結果の妥当性については保証しません。
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