先日、長男が今までとは違う涙を流しました。
小学校で一番仲が良かった友達が遠くへ転校してしまうからです。
我々親はその可能性について前々から聞いてはいましたが、とうとう現実のものとなってしまいました。
遠くへというからには易々と行ける場所ではなく、通常、飛行機で行く距離です。
意を決した妻は、次男の居ないタイミングでそのこと(彼がパパの仕事の関係で近々、遠くへ行ってしまうこと)を長男に告げたそうです。
その時の息子は今までに見たこともないくらいの大粒の涙を流したそうです。(長男を抱きしめて妻も一緒に泣いてしまったであろうことは、想像に難しくありません。)
長男は幼稚園時代、引っ越しにより転園しています。
幼稚園から小学校へ入り、友達との出会いと別れは何度も繰り返してきたはずです。
しかし、今回の悲しみは今までとは大きく違ったようです。
夕食の時、おもむろに長男が私に話してきました。
長男「今度、○○が△△に行っちゃうんだって。」
私「そっか・・・。」
長男「・・・。」
私「手紙を書いたり、連絡取ったらいいよ。」
長男「・・・。」
妻「夏休みに会いにいこうよ。ね?」
長男「・・・。」
私「夏休みに旅行で近くに寄って、会えばいいんじゃないかな。」
長男はその場で泣いたりしませんでしたが、これ以上話を続けることをやめました。
斜め下を向いて微動だにしないその姿を見て、かけてあげる言葉が見つかりませんでした。
普段はいたって明るく過ごしている長男ですが、この話題が頭を過ぎると・・・
時間が解決してくれると思います。